デトロイト美術館展が大阪で開催!欧州近代絵画の巨匠たちが大阪市国立美術館で2016年9/25(日)まで開催!

デトロイト美術館展が大阪で開催!欧州近代絵画の巨匠たちが大阪市国立美術館で2016年9/25(日)まで開催!
かつて富の象徴であった、その町が可能にした奇跡のコレクション。傑作中の傑作が今、海をわたってやってきました。
モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」ともいうべき巨匠たちの名画が一挙来日。これは見逃せません。
大阪展は大阪市国立美術館で2016年7月9日(土) ~9月25日(日)まで開催されています。※休館日:月曜日(7/18、8/15、9/19は開館、7/19は休館)
大阪市国立美術館は天王寺駅から数分歩いたところにあります。
最近きれいに改装されたてんしばエリア。天王寺の芝生エリアのことですね。
ここを動物園方面に向かって歩いていくと右手に階段があります。そこからすぐです。
ここが大阪市立美術館です。
てんしばのところから大阪市国立美術館に行く途中、階段がありますが、ここからあべのハルカスが見えます。
けっこうきれいですよね。
大阪市国立美術館の前に行くと、通天閣もきれいに見えます。意外と大阪のシンボルがくっきり見える穴場スポットです。
ここでデトロイト美術館展が開催されています。
黄色だから目立ちますね。
入り口を入ると、いきなり圧巻です。
デトロイトといえば、フォード、クライスラー、ゼネラルモーターズといった自動車産業で発展した工業都市というイメージですよね。自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、世界屈指のコレクションを誇る美術館として成長したデトロイト美術館なんです。
デトロイト美術館では100を超えるギャラリーに、古代エジプト美術から現代美術まで6万5千点以上の作品を所蔵されています。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館なんですよ。センスがありますね。
デトロイト美術館のコレクションは、全米でも上位6館に入る規模とされ、その所蔵品の多様性も美術館を特徴づけている要素です。
このデトロイト美術館は、2013年、デトロイト市の財政破綻を機に、市の財源確保を目的として所蔵品売却の可能性が取りざたされました。しかし、国内外からの協力、そしてデトロイト市民の声により、作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。
危機を乗り越え、今なお美術館のコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派、20世紀のフランス、ドイツの数々の傑作の中から選りすぐりの全52点をご紹介されています。
大阪市国立美術館の内装の内装も素敵です。
美術館めぐりがお好きでアートへの造詣が深い鈴木京香さんが「デトロイト美術館展」のナビゲーターになっています。
音声ガイドで、展覧会の魅力をご紹介いただきます。
展示室では”本物”だけが語り掛けるその魅力を是非じっくりと味わえます。
テーマが分かれていて印象派、ポスト印象派、20世紀ドイツ絵画、20世紀のフランス絵画に分かれています。
印象派はやっぱり日本では人気がありますね。絵のタッチが明るく平和なんですよね。白の使い方がいろいろ見えて楽しめます。ルノワールの『白い服の道化師』のサテンの服の描写は素敵です。これは実はルノワールの息子がモデルなんですよ。ルノワール展に行かれた方は、ピンとくるかもしれません。
ドガの『楽屋の踊り子たち』も見れてよかったです。ルノワールの『座る浴女』はルノワールの映画を見ると楽しめると思いますが、このシリーズは1枚しかないので、ちょっと残念です。昨年開催されたルノワール展で思う存分ルノワールを楽しんだ方はこの1枚でいろいろ思い出せるのではないでしょうか。クールベの『川辺でまどろむ浴女』も見逃さないでくださいね。
ポスト印象派のエリアではなんといってもみんな大好きゴッホの『自画像』がご覧いただけます。筆のタッチがクリアに見えて大胆な感じがします。絵自体は小さいのですが、その絵の持つパワーは目の前にしたときに感じることができます。
南仏アルルの耳切り事件で精神的に病む前の絵なので明るいんですね。
その『自画像』の横にある『オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて』は実際に目の前で見ると衝撃的ですね。この絵を描いて数日後にゴッホはピストル自殺をしてしまうんですが、絵の具をパレットから乗せずにそのまま描いているような筆使いから、いろいろ考えさせられる絵ですね。セザンヌの印象派から独自の道を進んだ絵のタッチも独特です。
20世紀ドイツ絵画のエリアは抽象画にしても少しタッチも重く、当時のドイツの重い影を感じました。全体的にずっしりとしていて気分が重くなりました。
そして、最後のエリアの20世紀のフランス絵画ではピカソの絵が6点見ることができます。中でも『読書する女性』がいちおし。当時ピカソの恋人がモデルになっていて、2人の幸福な時間が伝わってきて見ているほうまで幸せな気分になります。
あとはモディリアーニの『女の肖像』が素敵でした。独特の絵にとてつもない魅力を感じました。
デトロイト美術館内の多くのギャラリーでは、来館者による写真撮影が許可されています。今回来日する巡回展でも、なんと、絵を撮影することができるんです。モネ、ルノワール、ピカソら様々な画家、芸術家の絵画が見れ、なおかつすべての作品が撮影可能だ珍しい美術展!!こんなチャンスめったにありません。ただし、撮影は可能ですが、SNSにアップできない絵などもあるので、注意してください。絵を見たら理由もわかると思います。聖地ですからね…
絵のことよくわかんないとい方は、美術館に行く前に この本を読んで予習してもいいかもしれません。
この本は印象派の絵のことやその時代の画家たちの関係性などがわかっておもしろいですよ。
<撮影可能日程>
【大阪展】:7月・8月の火曜・水曜・木曜(祝日除く)に、作品の撮影可。
併設されたショップではデトロイト美術館展のオリジナルグッズなどが販売されている。
デトロイト美術館展の図録
日本初上陸作品を含む、全出品作品解説付き、カラー掲載。さまざまな角度から「デトロイト美術館展」を楽しめる内容になっています。
今回のデトロイト美術館展で展示されている名画が表紙になったノートです。
ノートの中身はこのようになっています。
ゴッホのタオルです。
ゴッホのクリアファイル
マスキングテープ<Circle>
マスキングテープ<Film>
これは素敵ですね。マスキングテープも展示会の度に進化しています。
いろんな画家の絵画が額縁に入れられて壁にいくつも飾られています。レプリカやハガキを買って額縁に入れて気軽に家で絵を楽しむのもいいですね。
ブックカバーです。
ブックマークもあります。
こちらはクリアファイルです。サイズが小さいので使いやすいです。
デトロイト美術館展の絵がデザインされたミニプリントクッキー
こういうクッキーが入っています。
チョコレートもあります。
海老せんべいです。
こちらは羊羹です。
ひとくちで食べれるサイズの羊羹なのでお土産にぴったりですね。
実はこれ、榮太樓總本鋪とのコラボレーションのひとくち羊羹なんです。
粋なお土産ですね。
素敵なパッケージですね。
ポップアップキャンディです。
こちらもデトロイト美術館展と榮太樓總本鋪のコラボレーションのポップアップキャンディなんです。
榮太樓總本鋪の飴はオンラインでもご購入できます。江戸っ子に愛された三角の飴です。
東京の名所が缶のフタに印刷された黒飴もあります。
ミントタブレット
これは安くてかわいいのでけっこう人気で、すぐなくなってはスタッフの方が補充していました。
展示会のあとのショップで物色するのは楽しくてしかたがないですね。
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